件の泉鏡花をテロテロ読んでいます。
『その草染めの左の袖に、
はらはらと五片三片紅を点じたのは、
山鳥の抜羽か、非ず、蝶か、非ず、
蜘蛛か、非ず、桜の花の零れたのである』
たまらん。
初めに鏡花自身についてのものを読んでみたら……何この萌文豪!!!
根底にある亡母憧憬、年上女性にモテモテ、
18で6歳上の紅葉師匠(享年36)に弟子入り(私は生粋の師弟フェチです)、
おっちょこちょいな書生時代(リアル書生!!!)
芸妓との恋愛を否定され「女をとるか師をとるか」とまでいわせた円熟期、
中堅作家として若い作家たちに親しまれた晩年期…
何からなにまで師匠の特別な可愛がり方といったら…
細かい設定もくるんですよ。
親和服派、極度の潔癖性、眼鏡っコとか…エピソードがツボなんだなぁ。
いかんいかんナマモノはいかん……!!
(この前のナマモノ熱は五十六だったな…)正気にもどれ!!!ナマモノは申し訳ない…!!
真面目に戻って、芥川の葬儀で鏡花の読んだ悼辞がまた響きました。
『玲瓏、明透、その文、その質、名玉山海を照らせる君よ。
溽暑蒸濁の夏を背きて、冷々然として独り涼しく逝きたまひぬ。
たちまちにして巨星天に在り。
光を翰林に曳きて永久に消えず。
然りと雖も……』
なんか赤木さんとダブるな……(涙目)
自分にこんな悼辞読んでくれる先輩がいたらその場で生き返りますね…
で、やっと邪魅の雫の特装版が届きました!!
喜び勇んで従兄弟の引っ越し先から抜け出し買いに行きましたよ…(おいしいイクラをありがとう)
大磯平塚限定版なんて知るのが遅すぎたんだ…
絶対平塚まで買いに行った方が早かっ……
まぁいいや!限定版、デザインが可愛いのです。
カバー裏は当時の大磯平塚の地図。縮尺をもっと頑張ってくれたらウチも載ったのに(笑)
じゃあよむぞ!
こんなでかくてもサムネイルなんだな・・・
ニューウェーブは京極堂妖怪シリーズの益田くん!
今までシリーズは同人抜きでも大好きだったんですけど・・・
むしろ薔薇十字関係はどうでもよかった勢いだ。
榎さんとか関くん云々よりも出番の無い榎木津パパが好きな時点でもうダメ。
でも違ったよ!益田!益田!!
ぶっちゃけ青木と和寅とごっちゃになってた益田!!!(笑)
パッションの儘益田を描こうと思ったら京極と全く一緒な感じだよ・・。
主人公と被るとは何様だ益田。困るじゃないか。
ツリ目、センター分けショート黒髪ココまで被れば描き分けれない(爆)
CPは青木×益田で!
ひたすら報われない益田がみたい
こんなんで終わる私の三連休・・・・
* HOME *