昨日、服を買いに行こうとした先で古本市に出くわしてしまいました・・・
服より本買っちゃうよな・・・左から順に
●上村松(竹冠に)皇・淳之パリ展出展録(平成9)
●冷泉家の至宝展出展録(’94)
●現代日本文學大系20・柳田國男集(昭和44)
●コンビニ版福本伸行作品集(’04)
収録は無頼な風・鉄(7話)、懲りないサンバ(3話)、星降る夜に、次男のブルース(各1話)
鉄はいきなり鉄雄がシルバーキング(色素の薄い細身の馬です)に跨ってやがってたまげました。赤木ヘアは出てくるは・・・あっ、船田さん(かっこよい)も出てくるよ!シルフィードやマルスじゃ扱ってはいけない競馬の側面が描かれていて面白かったです。水着のお姉ちゃん達が鉄雄の弾けっぷりに「うわぁ・・・」とドン引いてるサマが最高です。(特にショートヘアのほう)
そして後の3作はとても重たい。救いようが無いと言うより答えがない感じ。
サンバは安陪譲二氏が原作の、極道が塀の中でお務めしてる話。珍しくアメリカ人も出てきますよ。「フフフ・・・肉屋のせがれさ・・・出来の悪い」が一番印象に残ってます(そこ?)。異国牛肉キャンドルライト。アメリカにこの漫画読ませればBSEの検査も真面目にやり直すよきっと。
星降る~は沢田さんが亡くなったお父さんを回顧する話。親父のDV、子供達のお父殺すしかなか会議・・・リアルで淡々としててこわいよ。こわく思えないところがこわいよ。
最後の次男の~は幼少に離婚して出ていった父親にお金を借りにいく話。お金が絡む割にはめずらしくドロドロしておりません。絵的にこれが一番古いんじゃないかな(しぇっくしゅで資本家が攻めてきた~辺り)。
読後感は黒沢の1~2巻を読んだ後とはまた別の落ち込みが待っています。福本キャラの方言が新鮮でした。あ、キャラの名前は鉄雄以外見た目が似てる人なんでご本人ではありません(笑)
やりすぎコージに出てたアンジャッシュの児嶋氏はアカギに憧れて競技プロになったって言ってたけどアカギプロじゃないじゃん!・・・アカギにも天にも競技プロって出てきてないですよね、そう言えば。
●冷泉家すごいなぁ(応挙に肖像を描かせちゃってるし)。書の割合が高くて嬉しいです。こつこつ眺めてみよう。ウフフ。
●上村展 掲載されている中では上の白孔雀が一番好きです。でも上村3代で一番好きなのはおばあちゃんです。そう言えば(昔趣味悠々で観た)淳之氏のアトリエは鳥ばっかで今思えばオンモラキってあんな感じなのかな・・・・
●國男 まだ読んでいません。國男の文が49編と参考・付録・年譜から成っています。文学的な面から集めた本らしいのですが、「家と文学」「山の人生」「高麗島の伝説」「鳥の名前と昔話」「狐飛脚の話」「ダイダラ坊の足跡」「妖怪談議」「魂の行くへ」など題からウキウキするものばかりです。
上記4冊で合計1400円ですよ!いやぁ良い買い物をした。ふらっと出くわした古本市でごさっと破格にサルベージするのが生き甲斐です。ちょっと東京が好きになりました。
あとあのかんざし百科は諦めるべきか・・・・1万って・・・う~ん・・・
今度の水曜、日展に行く時までに決めねばなりません・・・。
そう言えばかわぐち御大の家がテレビに出てた。なんだあの家!!!さすがにアシさん多い~
功名が辻は「なおまさーなおまさー」がEROかった。井伊直政役の篠井英介が大好きです。(クイズ・バーチャQ!で敵の親玉「ミラクル大魔王」として登場したりと素敵な方です。ミラクル大魔王直政)FIVEも見直したいなぁ。そして愛しの六平太が来週死にそうです・・・。良い漢だよ六平太・・・・(涙)